多くのトリートメントは、シャンプーとのバランスを考えて作られています。洗浄力が高めのシャンプーには、洗い流された潤いを補うために保湿力が高いしっとり系のトリートメントが組み合わせになることが多いです。その保湿成分が自分の髪と相性が良いのか、気になるところですよね。
本内容は、ヘアケア・ウェルネスブランドのcinqueのトリートメントのこだわりについてお伝えします。
「まとまりが良い髪」とは
トリートメントやヘアケアの効果を感じやすいのは、翌朝の髪の手触りではないでしょうか。そして「髪のまとまりが良い」と一言で表しても、好みや悩みによって「良い」と感じるポイントは様々です。
・表面が滑らかで整っている。
・しっとりしていて、髪が広がらない。
・さらさらしていて絡まらない。
・髪がうねらずまっすぐ。寝ぐせがつきにくい。
そしてトリートメントにも「保湿成分の重さによってしっとりとまとまるタイプ」や、「表面を滑らかにすることで摩擦を減らしてまとまるタイプ」もあります。好みのトリートメントと出会えていないと感じる方は、一度ご自身の理想のまとまり感を思い浮かべてみると良いかもしれません。
cinqueのニュートラルトリートメントは「表面を滑らかにすることで摩擦を減らしてまとまるタイプ」のトリートメントです。
前記事ではシャンプーの洗浄成分についてお伝えしましたが、髪や頭皮に必要な油分や潤いを残しながら洗浄するシャンプーと合わせて使用して頂くことで、より効果を発揮するトリートメントといえます。シャンプー後でも十分に保たれている潤いに加え、髪の潤いを補い、守り、艶やかに整える保湿成分で構成されています。
髪を艶やかにしてくれる3つの保湿成分について
cinqueニュートラルトリートメントの保湿成分をご紹介します。
|髪の内部を補修し、ダメージに強い髪へ導く「羊毛由来栄養成分」
毛髪の約80〜90%は、ケラチンタンパク質でできています。加水分解ケラチンは、同じケラチンタンパク質で出来ている栄養成分です。そのため毛髪に浸透しやすく、水分量を高めてくれます。原子が細かく、優れたフィルム形成力があり、ダメージヘアを覆って守ってくれるだけでなく、ハリやツヤ、コシを髪に与えてくれます。
|髪や頭皮への保湿効果でなめらかな髪へ導く「アミノ酸保湿成分」
毛髪の表面を表す「キューティクル」という言葉はよく耳にするかと思います。そのキューティクルの内側にはCMCと呼ばれる細胞を接着し、栄養や水分の通り道となる細胞膜複合体があります。キューティクルとコルテックス(毛髪の構成90%を占める水分とメラニンで構成されている部分)を接着させる役割を担っており、パーマやカラーで髪が傷んでしまうのはキューティクルがダメージを受け、CMCが漏れ出してしまうからと知られています。
このCMCの主成分はセラミドであり、ラウロイルグルタミン酸ジはセラミドの代替成分。CMCを補修・補強することで、なめらかな髪へ導きます。
|水分の蒸発を防ぎ、髪のうるおいを逃さない「樹木由来保湿成分」
白樺の樹木が本来持つコンディショニングを高める成分で構成されています。春が近づくと芽吹く準備のために、白樺の樹木に多くの水分が蓄えられます。糖蜜、アミノ酸、リンゴ酸、キシリトールの原料となるキシランなど様々な栄養で構成される樹液を、シロップや白樺糖、一部地域では薬として用い、また保湿を促す成分が多く含まれていることから化粧品にも使用されています。トリートメントでは、髪表面の水分の蒸発を防ぎ、髪の潤いを逃さない役割を果たします。
トリートメントとシリコン
シャンプー、トリートメントを選ぶ時「ノンシリコン」かどうか気になる方も多いのではないでしょうか。
シリコンはヘアケア商品の他にも、ファンデーション、日焼け止め、リップなど肌に触れる多くの製品に含まれています。というのも、シリコンは皮膜に近く、肌を守るバリア機能を持ち、かつ人体への影響が少ない成分だからです。
しかし、このシリコンが肌や毛穴に蓄積することによって様々なトラブルへつながることも事実です。そのためcinqueでは、シャンプーにはシリコンを配合せずに頭皮を洗浄してリセットします。そしてトリートメントには髪を守るために必要なシリコンを、考え抜かれたバランスで配合しています。
翌朝、心地よいと感じる髪へ
スキンケアで例えるならば、シャンプーがクレンジング・洗顔、トリートメントが化粧水・乳液の役割と言えます。保湿力が高い化粧水や乳液をたっぷり使うことが誰しもの肌に適したケアではないように、トリートメントもぜひ髪質や好みの仕上がりを思い浮かべて選んでみてください。
日々の積み重ねが5年後の自分を作ります。
セルフケアで毎日と未来を心地よいものに。